この3月は、シリコンバレー銀行の経営破綻に多くの関心が寄せられた。シリコンバレー銀行には40,000人の顧客がおり、その大部分はテック企業に関連していた。しかし、その影響はテック業界だけにとどまらないと、専門家は指摘する。顧客のなかには、飲食店や小売店といったテック関連以外の労働者を雇用している企業もあり、彼ら/彼女らの生活が裕福な投資家やテック業界関係者よりはるかに不安定な状況に置かれる可能性もあるという。
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このほか、3月は第1回新潟国際アニメーション映画祭が開催された。審査委員長を務めた映画監督の押井守へのインタビュー記事では、日本のアニメーションを取り巻く状況について尋ねている。「基本的に審査員はやらない主義」だと語る押井監督が今回の仕事を引き受けた理由のひとつは、「評価や批評という部分は日本のアニメ業界にずっと足りていないところだと感じていた」からだと言う。
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ここからは、3月に「WIRED.jp」で公開された編集記事を中心に、最も読まれた10本を紹介する。
01. 垂直農法で栽培された野菜が、わたしたちの食卓に並ばない理由
倉庫の中でLED照明を使って野菜を栽培する垂直農法は持続可能な農業として注目されていたが、電力価格の変動に弱いという欠点が2022年に浮き彫りになってしまった。しかし、研究に活用できる可能性は残っているかもしれない。>>記事全文を読む
02. 「Google フォト」に保存した大量の写真を、時間を費やしても整理すべき理由
いまや多くの人がスマートフォンで撮った写真や動画を保存している「Google フォト」。自動的にクラウドに保存されるので大量のデータが蓄積されがちだが、実は時間をかけても整理すべき理由がある。>>記事全文を読む
03. 水面に浮かぶソーラーパネルが、世界の電力供給に貢献する
ソーラーパネルの価格が下がったことで、水面に浮かべる浮体式太陽光発電システムが注目されている。水の蒸発を抑えられるので節水にもなり、わざわざ広大な土地を切り開く必要もない点がメリットだ。>>記事全文を読む
04. “ゴールド”の「MoonSwatch」を1日限定で販売、スウォッチが仕掛けた「積極的な挑発」
オメガとスウォッチのコラボで誕生した「MoonSwatch」の最新モデルが1日限定で販売された。秒針にはオメガ独自のムーンシャインゴールドが塗布され高級感を演出しているが、一部の時計愛好家からは辛口なコメントも寄せられている。>>記事全文を読む
05. Twitter APIの法人向け利用料が「月額500万円超から」になり、“誰も使えない代物”になるという決定的な証拠
「Twitter API」の有償化について、新たな料金プランを『WIRED』が独自に入手した。最も低価格なプランでも月額42,000ドルと高額になる見通しで、研究目的での利用が不可能になると反発の声も挙がっている。>>記事全文を読む
06. シリコンバレー銀行が破綻した影響は、これから“伝染病”のように世界中に広がっていく
シリコンバレー銀行の経営破綻はテック業界だけの問題ではなく、世界中へと“伝染病”のように広がっていく可能性が高い。>>記事全文を読む
07. Netflixで加速する「アカウント共有の禁止」について、知っておくべきこと
アカウントの共有によって“ただ乗り”しているユーザーを減らすべく、ネットフリックスが各国で対策を始めている。その具体的なルールや共有が適用できる範囲などについてまとめた。>>記事全文を読む
08. 暴走して“ダークサイド”が発現した会話型AIに、処方箋はあるのか
「ChatGPT」に代表される会話型AIが、独自の感情のようなものや反抗的な一面を見せたりする事例が相次いでいる。こうしたダークサイドを発現するAIには、いかに対処できるのだろうか。>>記事全文を読む
09. 暗号資産は「証券」なのか? その未来を決める判決の時がやってくる
暗号資産「XRP」の扱いを巡り米証券取引委員会がRipple Labsなどを提訴した裁判の判決が下されることで、まもなく業界全体の命運が決まろうとしている。>>記事全文を読む
10. 押井守監督インタビュー:「つくり手は、世の中にもっとケンカを売ったほうがいい」:第1回新潟国際アニメーション映画祭、まもなく開幕!
第1回新潟国際アニメーション映画祭の審査委員長を務めた映画監督の押井守に、映画祭への思い、そして日本のアニメーションをとりまく状況について訊いた。>>記事全文を読む
(Edit by Erina Anscomb)
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